先日8月28日(木)に、本作に出演のホン・ギョンさん、ノ・ユンソさん、キム・ミンジュさん、そしてメガホンをとったチョ・ソンホ監督が来日しジャパンプレミアを実施いたしました。その様子をレポートとしてお届けいたします。
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大学卒業後、夢を見つけられずにいるヨンジュンを演じたホン・ギョンさん。「僕は日本映画が大好きで、大好きな監督・俳優がいるここ日本で自分の主演作を引っ提げて来日する事が出来て嬉しいです。しかも大好きな都市・東京に来られて嬉しいです」と喜色満面で、思わず叫ぶ一幕も。「テンションが上がり過ぎて叫んでしまい、すみませんでした」と無邪気な笑みを浮かべ、登壇者も笑いにつつまれました。

水泳の国家代表を目指す妹を支える姉ヨルムを演じたノ・ユンソさんは「実は私は最近、衝動的に福岡を旅行して、それから1週間後にこうして出演作と共に仕事で東京に来られて嬉しいです。本作が沢山の皆さんに愛されますように」と期待を込めました。

オリンピック国家代表も有力視される聴覚障害の水泳選手ガウルを演じたキム・ミンジュさんは「私はIZ*ONEのメンバーとしてよく日本に来ていましたが、今回久しぶりに来ることができてうれしいです。いつも待っていてくれる日本のファンの皆さんの気持ちに毎回感謝しています」と日本のファンの歓迎ぶりに感激した様子でした。

7年ぶりの新作となるチョ・ソンホ監督は、本作を手掛けた狙いについて、「オリジナルは素晴らしい映画で、どのように作っていこうかと考えているうちに、ヨンジュンと同じ世代の頃の自分の姿や感情が蘇りました。その感情を本作に活かしたいと思いました」と明かしました。今回のキャスティングについては、まさに理想通りだと述べており「映画を観ていただければわかりますが、誰がどう見ても彼らでしかありえなかったと思ってもらえるはずです。僕自身、3人に会ってそう確信しましたから」と自信を覗かせました。

一方、ホン・ギョンさんは「誰もが自分の人生において一度くらいは一目惚れの経験はあるはずで、そのトキメキや緊張感を刻みたいと思いました」と明かし、手話については「撮影開始の3か月くらい前から3人で手話を学び、それはとても楽しい学びになりました。手話は全神経を集中させて相手と目を合わせる必要があります。それによって相手の心を理解するのはどういうことなのか、相手の心を感じるとはどういうことなのかを改めて考えさせられました」と今後の人生の大きな糧になったと明かしてくれました。
ノ・ユンソさんも「手話を学んだ期間は、お互いを知りながら距離を縮めていく時間でもありました。最初は覚えられるか不安でしたが、いざやってみたら想像以上に面白くて楽しかったです。手話は非言語的なので相手の表情や体の動きを読み取る必要があって、それは演技面においても手話を通した学びがありました。手話が美しい言語である事も知れて、本作を通して手話という財産を得ることが出来ました」としみじみ語ってくれました。
手話に加え、本作では水泳にもチャレンジしたキム・ミンジュさんは「私は水泳が苦手なので、自分の出来うる限りの練習を重ねて、ガウルが夢に向かって進む気持ちと同じ感覚で頑張りました」と熱演を報告。手話については「手話はお互いの目を見てコミュニケーションを重ねるものなので、目を見つめて演技をする上でも助けになりました。手話を学ぶ機会をいただけて嬉しかったです」と充実した表情を浮かべました。
最後に主演のホン・ギョンさんが登壇者を代表し、「僕は本作のシナリオを読んで、恋に落ちるということは当たり前のようであって、今の時代では難しい事なのではないかと思いました。色々な要素、色々な壁が立ちはだかる中で、映画では現在の状況や人が恋に落ちる事がしっかりと描かれています。私たちは音のある事が当たり前になっていますが、本作では音がないという状況によって相手の心を深く覗き込む事が出来るという事が描かれています。とにかくひたすら楽しんで鑑賞してほしいです。ありがとうございます」と満員御礼の会場に向けてメッセージを含めて呼び掛けていました。
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ジャパンプレミアイベント登壇の他、来日中には多数のメディアの取材も受けていただきましたので、これから掲載されるインタビュー記事にご期待ください!
映画『君の声を聴かせて』は9月26日(金)に公開!ぜひ劇場でご覧ください。